去歳俳諧十句
酔横

我すきの古俳あつめて冬ごもり

野分去て猫佇むや破れ堂

太平をねがひて詠へ去年今年

此宵の月を肴に酒の酔

上れ〳〵坊ンより伸るいかのぼり

相合の肩寄合ふて雪見傘

秋晴や菅笠掛けて古碑の前

彼のひとと同じ月見る今宵かな

夏の野を埋め尽くしたる煙雨かな

野ざらしの風雅の道の染む身かな

          (季節順不同)


俳句 去歳俳諧十句 Copyright 酔横 2021-01-05 23:28:19
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