窓辺
梅昆布茶

海の見える窓辺に
ちいさな灯火で本を読む

誰もいない部屋は暖かくすこしだけ湿っている
昼間にはここから木枯らしを耐えるしなやかな小枝がみえて

優しくて透明なものだけを感じようとしてみる
触れられなくとも親しいものにこたえを求めて






自由詩 窓辺 Copyright 梅昆布茶 2020-12-30 12:53:03
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