だまった
水宮うみ
知らない人を知ってる記号に置き換えて、たくさんの誰かを素通りした
誰かに自分が誤解されても、仕方がないと諦めたのは、
自分が相手を分かろうとしなかったからかもしれない
暗黙のルールを知れば知るほど話す言葉と内心に距離が生まれて、自分の声が知らない人になっていく
あなたに言わなかった言葉が何だったのか、今はもう思い出せない
自由詩
だまった
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水宮うみ
2020-12-18 10:49:06