記憶
水宮うみ

風のようにたくさんの場所を通ってきたから
ぼくらの言葉に、風景が滲むことがある

暗くなっていく夕方や遠い電車の音に、あなたを思い出すのは
あなたの声が、その景色を映していたからなんだろう

風景に、あなたの声を見ていた


自由詩 記憶 Copyright 水宮うみ 2020-10-16 06:32:53
notebook Home 戻る