深海
ミナト 螢

この部屋は狭くて
一人用のベッドだから
一人分の夢を見て
落ちてゆけば良い

明日という言葉が
魚の骨のように
引っ掛かる

ここはどこだろうと
足の指で毛布を探るとき

寒さよりも
孤独を隠したい


自由詩 深海 Copyright ミナト 螢 2020-10-14 18:35:01
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