「コロナ博**」
アラガイs


物産展の下見に行くとよく似た女性を見かけた。地元のブースだったので声をかけようと思って近づいたら人違いだったので挨拶だけにした。  by 多児真晴

‥‥女もね、結婚したら見方は変わるのよ。少々顔が不細工でも経済力さえあれば我慢できるものよ。男はね。追いかけたらダメよ。追いかけられるようにならなきゃ、ね‥‥。
そんなこと言われたなあ‥俺も‥/ 通りを眺めながら、帰りのタクシーの中でなんとなく思い起こしていた。
‥‥夜になれば居酒屋巡りで街を飲み歩き。何が原因なのか、わたし精神を病んでるの。病院通いを自慢気に話してたな。旦那とは正式に離婚したのかどうなのか、その辺りの話しでは盛り上がらなかったな。酔って興奮してくると繰り返す話し方が都々逸にも聞こえて、吃音症状が止まらなくなる。。逆に大声で笑い出すと遠慮なしに下半身の敏感な個所を抓ってきたり、人前だというのにおかまいなしさ。まあ、恥ずかしかったけど、正直あの大胆さはうらやましくもあったね。。スラリと伸びた脚に素足の下駄履きでミニスカートをひるがえすような、摩訶不思議な可笑しな女性だったよ‥‥。
明日は各国の代表が到着するのか‥。北米から欧州と案内の美女が勢ぞろいだな。
写らなきゃならないんだ。あ~あ、またお熱い金が乗り移りそうだな。



自由詩 「コロナ博**」 Copyright アラガイs 2020-07-17 02:03:31
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