ヒキコの述懐
りゅうさん
お付き合いしたい人グループにも
おかしなプライドが邪魔して参加できず
今はいいことかもしれないが
家から一歩も出ることもよくできず
こうしてうん十年過ぎ去り
こうなればある日妙齢の女性が
家の前に立っていてインターホンを鳴らす
というくらいしか出会いの可能性は
残っておらず
そんなことはない
こうして僕らはこんなにも
一人一人だ
自由詩
ヒキコの述懐
Copyright
りゅうさん
2020-06-06 06:28:59