昼寝
TwoRivers

十四時
隣人の怒りはもっともであるが
耳を貸す者はいない

偏平足で受け止めた春風が
到達した夢の中

通りすがりの戦争により
一変した世界
停滞するわたし

蛙が涙で訴える綺麗事が
わたしを引き戻す

(汝の隣人を愛せよ)

十六時
深呼吸したカーテンが
半歩前進した私の足を撫でた


自由詩 昼寝 Copyright TwoRivers 2020-04-12 17:07:57
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