封鎖された公園/20200412即興ゴルコンダ提出作品(お題はぎわらさん)
足立らどみ

封鎖された公園

散文と散文の合間に眠る詩は
師なのか死なのか、はたまた
貴方なのか

あの日、

いきなり最後の砦と家族で決めていた安全地帯が
封鎖されてしまった

殺風景な小さな町の寂れた公園
しらじらしいほどの静かな午前
意表を突いて東方の四僧侶がやって来る
真実をあばきにやって来る
内一人が自決したら三博士のレイヤーに早変わり

彼らはいつでも唐突に
どこでも場違いさ

「この三、四日でヨウシがすりかわったのです
「だからなんなの
「みんな今を生き抜くために必死なの

ここで、出番だ、我らがヒーロー、一休さん

あら、ひと休み、ひと休み
また、休みなのふた休み

やだ、もう起きてよ

 


自由詩 封鎖された公園/20200412即興ゴルコンダ提出作品(お題はぎわらさん) Copyright 足立らどみ 2020-04-12 05:54:22
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