かさぶた
服部 剛

ちょっと耐えて
触れずにいた、かさぶたが
ぺりっと めくれ
新たな肌が日に照らされた

ほんとうは
回復しよう、しよう、としている
皮ふも 心も

まるごと
川の流れにゆだねたい






自由詩 かさぶた Copyright 服部 剛 2020-03-10 22:14:22
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