ユアセルフ
たいら

君も気付いているんだろう

とっくに一人で歩けることに

それでも一人は不安だから

誰かに寄りかかってたいだけ

人はそれを恋を呼んだり

愛と呼んだり依存と呼んだり

何かと名前を付けてみては

正当化しようとする

君も気付いているんだろう

そんな人々の一人であることに

それはおかしくはない

僕も責めたりはしない

けど両の脚は何のために

その両の眼は何のために

誰かに教わるわけでもなく

本当は本能で分かっている

君の足で

君の意志で

君だけの幸を目指して歩け

轍も理由も後から付いて来るから

ただ前だけを見て

君自身で進め。


自由詩 ユアセルフ Copyright たいら 2020-02-25 17:20:19
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