大晦日
mmnkt

街灯の明かりが夜の川に映って
暗さに境界はなくなり
港のような気配を漂わせている
この寒さに犬は足早で
さっさと用を足し
散歩を短く済ませようとする
何もしない家から出ない年末年始
無職に戻ったようで焦ります
大晦日もただの一日
そう感じる己の貧しさにkissを


自由詩 大晦日 Copyright mmnkt 2019-12-31 20:43:32
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