eternal place
ミナト 螢

白いブラウスの襟を
真っ直ぐに戻す時は
紙ひこうきみたいに
指先から離れて飛ぶ

空に少し傷跡を残す
翼が迷った代わりに
私の唇で閉じていく
思いも願いも込めて

音のない最終滑走路
描くカーブは∞の花
例えば指紋のように
はみ出すまで生きる


自由詩 eternal place Copyright ミナト 螢 2019-12-23 07:05:13
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