唯
ミナト 螢
唇を閉ざす桜の花びらが
あなたへ届けるハガキの
切手になるまで愛せるから
渇かないように
濡れないように
私を祈った季節を越えて
ジップロックの中で生きても
口づけに舞うほど強くなくて
想いだけが空回りをした
泣かないように
崩れないように
私を守った時間をあげる
自由詩
唯
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ミナト 螢
2019-12-22 08:20:02