小春日和に
丘白月

歩道の波打ち際に
落ち葉のお墓が並ぶ

街路樹の岸辺に
越冬と書かれた列車が着く

妖精のペンキ屋は
一晩で全て赤く塗りつぶす




自由詩 小春日和に Copyright 丘白月 2019-12-09 21:23:42
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