即興詩2「ポエトリー四銃士」
服部 剛
ある男は
大きな島の森の中で
明日を見据える
アマガエルを見つけた
ある男は
夜の無人のバッティングセンターで
白球を捉える
金属バットの音を響かせた
ある男は
絶望的な雨ふる世を
何故かふらっとな歩行で進み
その頃
ある男は
掌から鳩等を
次々と繰り出していた
彼等は一人でいるようで
不思議と人々を引き寄せていった
四人四色でありながら
ハートの熱い高鳴りを
僕等は密かに
聴いている
※ この詩を四人の詩人 … 大島健夫さん・URAOCBさん
遠藤ヒツジさん・伊藤普毅さんに
そっと贈ります。