記憶の雫
丘白月


記憶の雫は
葉脈を流れる
妖精の命

笑顔と泣き顔
熱くて懐かしく

後悔は割れながら
万華鏡から落ちていく

美しい物ばかり愛し
忘却の淵にいる
大事なものを
思い出そうとしている



自由詩 記憶の雫 Copyright 丘白月 2019-11-25 21:23:46
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