脱皮のとき
もっぷ


灰色の町並みが

眠っている真夜の闇の中

ひと筋の閃光が 或る

幼女の部屋を訪れた

囁く 言葉

聞き取れないけれど

確かに それは

いる

目覚めて

目覚めて

幼いこころ

眩い それは

運んできたのだった

幼女の許へ

天使からの

手紙を




自由詩 脱皮のとき Copyright もっぷ 2019-11-12 16:10:18
notebook Home 戻る