幸福の定義は!
こたきひろし

幸福の定義はない
と言うのが一般論でしょうか

人生と言う個人個人の歴史
その
一人一人の幸福のレベルゲージに
相違が生じるからでしょう

生まれた家
育った環境に違いがあるのですから
当然の結果でしょうね。

たとえ同じ家に生まれ
同じ環境に育っても
同じ人格は形成されませんし

三十代なかばで結婚しました
それから一年くらいして
生まれた一人目は女の子でした

体重は二千九百グラム
顔は妻にそっくりでした

その三年あとに
二人目が生まれました
女の子でした
体重は三千三百グラム
周囲は
父親似だと言ってくれました

妻は二人目の陣痛の方が
キツかったと言っています

当然ですよね
産道は狭き道なのですから

疑いなく
夫婦の子供でしょう
安堵しました

何しろ
生んだのは妻で私ではないのですから

夫婦の家族計画は成功したでしょうか
性交した結果ではあったけれども

それから一年くらいして
建て売りの家を購入しました
大きな買い物です

それと引き換えに
住宅ローンが家庭の経済を圧迫しだしました
当然の結果でしょうね。
私達夫婦は
一般庶民なんですから

夫婦で話し合い
三人目は作らない事に決めました

それから妊娠を怖れるあまり
夫婦生活は徐々に遠退きました

娘達の成長が
メイクラブの障害にもなり
いわゆるセックスレスになってしまいました

何と言う皮肉でしょうね

お互いがお互いの体に興奮を覚えなくなった
と言うのが本音なのかも知れません

お父さんとお母さんは
家族になってしまい
素直に
男と女の関係になれなくなって
しまいました

まぁいいか
それはそれでしあわせなのかも知れないから

私の幸福の定義は
そんなところです


お粗末さまでした

でも
以上は一般的な夫婦の有り様であることを
皆さんもお気づきでしょうね

さびしいな

追伸

詩って
それを愛し投稿する人にとって
夢をもたらしてくれるかも
知れない世界

私は現実に引き戻してしまいました
ごめんなさい




自由詩 幸福の定義は! Copyright こたきひろし 2019-11-07 07:09:27
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