fɔ́ːrtrəs
水知鴇都

錆びないように油をさして
繰り返し終着駅だと叫ぶ

スピーカー越しの君の眼は
老いた牢屋の有刺鉄線

B玉をはじくように嘗め回し
避雷針を倒して遊ぶ

此処は何処いずこの鬼の河原
誰が積み上げ崩したのか


自由詩 fɔ́ːrtrəs Copyright 水知鴇都 2019-10-19 18:25:10
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