風媒花No.2
アラガイs


新しい土地に新しいお花畑ができて、僕はその中のひとつに夢中になった。
Aeという淡い脆弱で美しい花だった。

新しい土地にはたくさんの花びらがやってきて、そのうち茂みの中からたくさんの雑草も伸びてきた。
季節が二廻りを過ぎたころ、あるとき忽然とAeは姿を見せなくなってしまった。

いまでは辺り一面二種類の雑草と花びらが生い茂り、
、丘の上から風が吹く
瞑想はいつも後からやってきて、かたびらに張り付いては消えていく。
僕はいつまでもそれを眺めていたのだ。


自由詩 風媒花No.2 Copyright アラガイs 2019-10-19 01:37:56
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