ソフトクリームの詩
ミナト 螢

初恋のように揺れる炎が
白い間は優しくなれるかな

傷付いたらそれを隠そうとする
甘いクリームのトンがった場所に
カラフルな雨が音もなく落ちた

マーブル模様のテーブルの上で
空はいつまでも明るい飾りを
売っているからみんなが好きになる

永遠なんて言葉を忘れても

左手に持った君の心だけ
重さを測れない方が楽だね

最初のひと口誰が食べるのか
ジャンケンで燃やす炎が折れた


自由詩 ソフトクリームの詩 Copyright ミナト 螢 2019-10-15 08:18:27
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