題なんて無い
三月雨
ひとりぼっち、くらがりの寝床で
週末の予定だけが
きらきらとひかっている
君の服装
君の表情
君の声
今全てが足りていなくて
考えるだけでどきどきする
まず何て声をかけようか
嬉しすぎて言葉より先に
抱きついてしまわないだろうか
行く場所は決まっている
あとはいつも通り、その日その時のノリと気分で
どんな冒険になるかはまだわからない。
できれば、はじめから手を繋いでいたい
ひとりぼっち、くらがりの寝床、秋の始まり。
君に会えたらはぐれないように
見失わないように手を繋いで
二人の寝床は少しでも、あたたかいように。