ニュートンの唄
ミナト 螢

狂ったり
腐ったり
心は何故だか
美しくない

動き回るたび
落とす涙で
滑って転んだ
生き方をして

笑えた時さえ
すぐに忘れる

永遠があると
信じていたから
林檎の皮を
剥かずに並べた

その重さを
支える命だけが
宇宙の側で
揺られて
解き放つ

まだ知らなかった
新しい音に
気付いてくれる
人へ届けたい


自由詩 ニュートンの唄 Copyright ミナト 螢 2019-09-13 16:03:34
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