ひかりごう
ガト

西日で
黄色くはじける街は

水彩絵の具で描かれた空を
背負っている

窓から見える線路を
新幹線が走るたび
部屋の中がキラっと光る

反射する光で
列車が光のように速いのだと

漫画のような錯覚をする


自由詩 ひかりごう Copyright ガト 2019-09-03 23:57:05
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