すずめが散って
函館ドラゴン

親指の爪みたいな月

天体の住む町に住む

ぼくがあんな頃

松田聖子はどこかの

スタジオでろくおん


すずめが散って

ぼくはなにかに近づいたことを知る

ぼくは執着の傍観者だ

俗世間でそれは

達観ではなくてサイコパスだけれど


6面一色のルービックキューブ

ぼくは答えを必死で探している


親指の爪みたいな月

天体の住む町に住む

ぼくがあんな頃

松田聖子はどこかの

スタジオでろくおん


すずめが散って

ぼくはなにかに近づいたことを知る

ぼくは執着の傍観者だ

俗世間でそれは

達観ではなくてサイコパスだけれど







自由詩 すずめが散って Copyright 函館ドラゴン 2019-08-10 18:25:05
notebook Home 戻る