良心と倫理
はだいろ

良心、それは
ロウソクの灯のようなもの
子供のうちに灯してあげなければ
芯はまもなく湿ってしまう
そしてちょっとした風で
不意に吹き消されてしまう
それっきり


倫理、それは
自転車の車輪のようなもの
子供のうちにこぎ出さなければ
もう回り出すことはない
一度こぎ出せば
二度と止まることはない
けっして


良心も倫理もない大人ばかりだ
僕はどうだろう









自由詩 良心と倫理 Copyright はだいろ 2019-08-04 12:32:04
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