熱風(改訂)
ひだかたけし
ぼんやりとしている意識が
連日の猛暑に洗われて
とめどもなく広がっていくとき
病院の中庭で
熱風にかさこそ転がっていく枯葉よ
お前の姿が妙に懐かしいのは何故?
意識のヒューズがとんで
記憶というものをうっとり喪失し
私の意識はとめどもなく広がっていく
(唐突に黒揚羽蝶 優雅に飛来し
今此処の悠久を 一瞬にギュッと開示して)
自由詩
熱風(改訂)
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ひだかたけし
2019-08-02 16:32:45
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