あっかんべー
よーかん

ボンヤリ鬱状態でコーヒーを飲みながら、

トーストが焼きあがるのを待つ。

そういう時間を味わうのもオジサンは好きなのである。

不寛容なジジイでいたっていいじゃねえかバカ野郎。

爽やかなオヤジなんて気色悪いもんにオレはなりたくねえっての。

煙草臭くって悪かったな。

テメエラの青臭さにコッチは耐えてやってんだ眉毛脱毛洗顔男子め。

森田健作がなんで千葉の県知事やってんだよバカバカしい。

すずしい顔して、おめえらの感性は青春時代からオバサンじゃねえか。

キモイのはテメエらだ。

急に怒り出してオマエ、

何があったんだと煙草に火をつけるのも、

日常的な自分との対話、それが一般的オヤジのあり方なのである。

スベスベしやがって、

ずっとジャニーズに憧れていやがれ。

そう言って、あの色気、その可愛い笑顔に萌えている、

我を誤魔化すために怒鳴り散らすのがオヤジなのである。

詩人とかぬかしているのには理解できないタイプの

純情を引きずっているのが鬱陶しいオヤジの常なのである。

縛られて生きてきた自分を恥じているのに、

気付かずに、世間を藪睨みしている、はにかみ屋な愚か者なのである。

相手にしてもらえないのが寂しい、それだけなのである。





自由詩 あっかんべー Copyright よーかん 2019-07-07 10:41:07
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