汗ばんだそれは
坂本瞳子
太陽の匂いを
嗅げそうな気がして
空を見上げて見るのだけど
青い空が拡がっていて
その中でも太陽は誇らしげに
強い光を放っていて
眩しくって
目が眩みそうで
それでも頑張って
目を見開き続けて
夏の接近
接近
(
アプローチ
)
を
阻む術などないのだと
掌で握りしめる
自由詩
汗ばんだそれは
Copyright
坂本瞳子
2019-06-14 13:23:00