草野春心



  昼過ぎまで 魂をみていた
  ローソンに車を停めて
  海辺の商店街で

  わたしに友達はもういなかった
  腐った犬などがわたしの腕だった
  わたしの歯が彼らの瞳だった

  言葉のかわりであるかのような一枚の瓦
  愛していた者の顔を思い出せないということ
  照明




自由詩Copyright 草野春心 2019-05-11 00:01:47
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短詩集