《継承退位》
ナンモナイデス


サイパン島にも近年、大型の台風が
来るそうである。旧日本軍の墓守を
されている方がいて、このままだと
島の地形も変わり、洞窟なども破壊
され遺骨などを守れなくなるとtv
のインタヴューで嘆かれていた。

でもこの捉え方には自分は反論した
くなる。
自然によって地形が変わるのは人が
決めることではないのであって、
自然に変わってゆくのが自然の本質
なわけです。

むしろ島中いたるところに砲弾や、
地雷などが埋め尽くされている、
そんな野蛮なことをしでかしたのは
人間の自分勝手な暴力なわけです。

国家の祭司としての天皇に哀れみを
見るときと言うのは自分にとっては
このときぐらいでしょうかね。

軍や国家のしでかした蛮行の後始末
を引き受けざるをえない呪われた
祭司である天皇という地位をいつま
であの家系の人々に引き継がさせる
つもりなのか。

平成天皇のような生前退位か可能なら
《継承退位》も不可能ではあるまい。
令和の後、大統領制に移行させるの
も可能なる将来への選択肢の一つぐ
らいにはなるかもしれない。









散文(批評随筆小説等) 《継承退位》 Copyright ナンモナイデス 2019-04-30 21:24:29
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