風の人
ミナト 螢

何かを失くした
そう思った時
吹き抜ける風は
自由で良いな

押していくだけの
背中を眺めて
明日は休もう

季節の区切りが
心を人にする

穏やかな朝も
荒れ狂う夜も
立ち向かうべき
方角を知ってて

またその中心を
走るための
力を持ってる
風になりたい


自由詩 風の人 Copyright ミナト 螢 2019-04-12 14:00:51
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