ミナト 螢

枕は白い
消しゴムのように
青い瞼を
ぼかしてしまうよ

体温だけが
夢から続いて
寝返りを打つ度に
感じている

着替える前の
パジャマが心地よい

差し込む
光の中で笑った

アイツもコイツも
幸せになって

ひとりで生きる
覚悟の強さに
コーヒーの黒い幕を
上げるなら

この世界にまた
挑むつもりだ


自由詩Copyright ミナト 螢 2019-03-30 12:54:58
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