花の墓
帆場蔵人

一輪挿しの花を
わたし達はただ愛で
やがて枯れたならば
裏の畑に埋めて

忘れてしまうでしょう
なぜ、忘れてしまうのでしょう

そうして人々はまたこともなく
明日の朝を、明後日の夕をむかえて

花を愛でるのです


自由詩 花の墓 Copyright 帆場蔵人 2019-03-07 14:17:06
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