まるで遊園地の迷子たちのようだ
秋葉竹

(自覚はしているから、かまわないで)



爪を研ぎ
嫌いな人に従わない
決意を固めて川べり歩くし

断つ言葉
憧れをこめ好ましい
十や百の方便を断つ

凍らせた
世界が広がり愛しさが
なおも強まる川面に目をやる

呪いという
決して無くならない想い
やりたい放題恋するアイツの

胸のうち迷わない君
ひさびさに
忘れられないみたいな目をする

膨らんだ胸の想いも
泣きそうです
くよくよしないよ、胸張り生きるよ


切っ先をアイツに向けた
ナイフさえ
ふたりのあいだの、嘘、暴けない

迷ったら迷わず頼りにするからね
君という名の
神に祈るよ


君だけが 私のためだという瞳
死んでもいいから
みてみて欲しいの



(自覚はしていても、かまってほしい、とか?)









短歌 まるで遊園地の迷子たちのようだ Copyright 秋葉竹 2019-02-26 23:11:25
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