ぶたの貯金箱
ふじりゅう


なにも 喋らぬ
君は ぶたの貯金箱
静かな 部屋で さかさまに
なりそうな 透明なココは
命の繋がりを
遮断してた
ぼくは
ぼくの大切な
いろいろなひとたちの
ちょっと ふわっとした
ちょっと 柔らかな
綿花のような微笑みを
解けないための 財の欠片を
コツンと
コツンと また
君の 静かの中ー


自由詩 ぶたの貯金箱 Copyright ふじりゅう 2019-01-25 10:38:48
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