ミナト 螢

あなたはどうして
広げた腕に
光と闇を
交互に見せるの

優しい顔で
厳しいことを言う

大縄跳びの
ジャンプに飛び込む
タイミングがまるで
解らないように

私たちずっと
迷っているから

星の空なんて
届かないまま

震えるだけの
指先にキャップを
被せてくれた
ひとつのお守り


自由詩Copyright ミナト 螢 2018-10-20 17:14:29
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