誰かの私
十一月の失敗作


誰かの私はもういない

過ぎていくだけの愛をどこまでも手招いて
嘆いて嘆いて心を濁らす

不特定な優しさよりも
不安定な一つの言葉が欲しかった

誰かの私はもういない

誰かの私はもう


自由詩 誰かの私 Copyright 十一月の失敗作 2018-10-05 23:41:11
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