夏の夜の夢
46U
氷が溶けて鳴る
その音に瞼をひらいた
汗をかいたグラスにジンのなごり
君の香りを撹拌する空調
目覚めぬそのまぶたを震わす夢に
嫉妬しながら氷をつかむ
さあ グラスにもう一杯の媚薬
蜥蜴みたいに冷たい君のからだを
溶かしながら眠りに堕ちたい
自由詩
夏の夜の夢
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46U
2018-07-21 11:12:47
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