皮膚に隠れて
ただのみきや

樹木に絡む細い雨
しっとりした芝生
鳥たちの早すぎる朝の歌
あなたは夢見る髪の渦
傘を差そうか差すまいか

照り返す水の雲
ほどけ去る踊り子の
糸つれひとつ引くように
白いけむり青く
置き去りにされた石室で

窓を開ければ草木を渡る風
無垢に欹てて肌は
夜を脱ぎ捨てる蛇のように
眼裏の陽射し辿りながら



          《皮膚に隠れて:2018年7月14日》






自由詩 皮膚に隠れて Copyright ただのみきや 2018-07-14 13:27:07
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