自らの内の無詩の子ども、ら が/破壊をくりかえす、ものを
水菜

ra- rarara rara











ら、ーららら、ら、ら、ーら、ら、  ら、ら、ら、

ー ら ら ら、らら              らら、(かろやかな子供たちの声が)


(すずやかに うたおう)

(かけぬけよう)

(かろやかに わらう)

(こどもら 、 の こえ)

       





            、





         かけぬける 無詩の子供ら、が

            傷だらけのはだしの足

            どうしてですか

            くちがひらかないの?

               いいえ

             
             









            わたしは、それを    のぞんだのです

                 聖堂にたどりつき

               あしのゆびにささる棘を/

                   、


               







                 /ひとつひとつ抜こう

      わたしは、あなたを言葉でつきさしたくはなかったのです

       あなたがそれをのぞむと、わかってはいても

      言葉でつきさしたくは、なかったのです

       無詩の 見えることのない ち、が、ながれよう

         無詩の見えることのない ち、が、ながれ、

              わたし、そこへ

                 そこ、へ、

                 ふさぎこも、う




自由詩 自らの内の無詩の子ども、ら が/破壊をくりかえす、ものを Copyright 水菜 2018-03-10 05:26:32
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