出帆
ひだかたけし

混沌として揺らぐ相変わらずの朝を
秋の気配含む涼風吹き抜け
見上げれば青い青い天空広がる

宇宙の時流は淀みなく静かに進み
混沌の中に律動を見い出した私は
この己産まれた九の月に
思い新たに出帆する


自由詩 出帆 Copyright ひだかたけし 2017-09-02 22:56:59
notebook Home 戻る