明け方
草野春心
ずるい 壁のなかに
流砂めいた音がしまって
わたしへ近づいて こない
明け方 俯き 烏龍茶をのみながら
アンナ・カレーニナを読んでいるわたしへ
響け おおきな 空間のような 運命
自由詩
明け方
Copyright
草野春心
2017-08-20 10:48:00
縦