『さびしい手』
川村 透

しん、や。


さびしい手
錆びついTake

ギタリス、トの指輪、のように
靴磨きの、はなうた、じ みて。
紫の夜が
南十字に降る、触れる

大理石の僕
冷たい膝を、割り砕かれて

−−しゃくなげの花

僕の黒い靴のてかてかに、映 る
飴の色に、湯気ダッタ、君の、頬
きっと、
もっと紅いんだ、
君とベッドと、しゃくなげ
シュラッグして
もっっと、ダル に
思い切り、ラグして
所在なげに唄えば、きっと
君の紅いパンプス、だって
ほら、
Shoe Shoe shine tonight



さびしい手
錆びついTake

ギタリス、トの指は、奏でる
不在 、という名の、暴力、みたいで。
紫の夜に
北斗は尖り、凍りつく

花崗岩の君
なまめいた、うなじに沿って

−−じゅつなげに佇む花

僕の黒いジャケットのつやつやに、消える
雨の色に、香気ノボレ、君の髪の、 深緑
きっと
もっと紅いんだ
君のベッドで、しゃくなげ
シュート、して
もっっと、ダーリン
思い切り、  して
してしてし、Takeずっと
君の、紅い   だって
ほら
Shoe Shoe shine to、 two、 too



さびしい手
錆びついTake

さびしい手
錆びついTake

紫のビートルの中
から
不在 、という暴力を、夜に放つ
ひまわりの首ごと
北、河に、のびる、センチメント。
ギタリス、トの影
不在、 をかきならしながら
来た


さびしい手
錆びついて
錆びついTake
ギタリス、ト来たり手
不在  、を奏でる

さびしい手
錆びついTake
錆びついTake、to

大理石の僕、
花崗岩の君も、

−−じゅつなげに佇む、いし、の花

砂時計、
ちるちる眠、る紫
しん、や。

錆びついTake
さびしい手
暴力のようにやさしく
手、two
ほら
Shoe Shoe shine   眠れ、

Tattoo


 

たど、 
 
  たど、
 
 
 
 
 
し。 




自由詩 『さびしい手』 Copyright 川村 透 2003-04-05 08:43:52
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