ロンダルダロン
次代作吾

脊椎から
霊性
ロンダルダロンの夕景は
染まる薄いブルーで
パセリをフォークで
遊んで
にじんだ血管を
逆流する
水の一滴が
波紋となり
肉と骨をつなぐ
壁紙がめくれて
窓が現れる
月並みの窓から
月並みの窓へ
土へ
土にむかって
ロンダルダロンでは
百年の行列
靴が落ちて
歯が落ちて
目が落ちて
腕が落ちて
耳が取れて
首が取れて
腹がやぶれて
ぜーぜー
ぜーぜー


自由詩 ロンダルダロン Copyright 次代作吾 2017-03-06 01:59:17
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