見上げれば雲の峰
ゆびのおと

海を渡ってどこかへゆこう
暖かな陽光がキラキラと輝く輻射光が
無数の細かな鏡の欠片のように
ゆったりとしたリズムで繰り返す波をリフレインする。
ー雪はその形のまま 凍って 堅い 堅い 石の板になるのー
つるつる滑る水上スキーの長靴履いて
氷のライン
はねかえす水しぶき
雪の峰にみえる

ダストのような
小さなアラクネ
見上げる


自由詩 見上げれば雲の峰 Copyright ゆびのおと 2017-03-02 01:39:58
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