冬の桜道
しょだまさし

クリスマス会の帰り道

先を歩く男子の集団の

端っこの彼に追い付いて

「コートのフードが裏返し

直したげる」と話しかけ

そのまま横に並んで

歩いた道に

春には桜が舞い散るだろう


自由詩 冬の桜道 Copyright しょだまさし 2016-12-29 21:42:12
notebook Home 戻る