近き人への
水菜
近き人を愛すること
わたしには、それが、とても難しい
近き人を赦すこと
わたしには、それが、とても難しい
近き人であればあるほど、それはとても難しいことです
わたくしは、そろそろ、目の前の近き人にこそ
なにかを残せることを
自分が傷つく程に
よりいっそう
目の前の近き人にこそ
わたしは、より一層のわたしとして
あなたを赦し、愛したい
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近き人を愛することとは
それは、きっと、近き人のあなたの為に
会話をしたり、笑ったり、怒ったりすることです
たとえば、近き人のあなたに怒りを感じれば
面倒がらずに、あなたと対面することです
たとえば、近き人のあなたに傷つけられたのなら
わたしは、その度にわたしを内省し続けなければならない
近き人のあなたとの付き合い方を
考え続けることです
なにも特別なことではないのに
近き人というだけで出来ないことは
わたしの本当ではないのだと思います
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近き人に向ける積もり積もった怒りや、積もり積もった憎しみを
わたしは、心の内におさめて
きっと、身の内に留めているのです
近き人のあなたを
わたしは、はっきりと憎み、怒りを感じ、これほど嫌えるのかと思える程に、嫌っているけれど
あなたが近き人であるから、わたしはあなたと離れる日が来ることは無いのでしょう
そして、それを出来る程、わたしは、鬼にはなれないのです
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愛憎という言葉は、近き人に程、あてはまるように感じます
わたしは、憎んでいるけれども、決して愛さないという選択は出来ないのです
近き人のあなたを、わたしがほんとうに愛したいと願うのなら
わたしは、あなたを、赦すことを知らなければなりません
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昨日は、去りました。明日は、まだ来ていません。
わたしたちには、今日があるのみです(マザーテレサ)
この世で最大の不幸は、貧困や戦争等ではありません
見放され、突き放され、世の中に必要とされていないと、自らが感じることです(マザーテレサ)
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