愛するブルックナー
fujisawanorio

ブルックナーの交響曲第3番を聴いていたら
明日を生きようという希望が湧いてきた
ブルックナーはもしかしてぼく自身なのかもしれない

静謐でどことなく荒々しく気まぐれである
どうしようもない死にたみがあらわれてくるが
そこを拭い去ってくれる

ブルックナーはバッハの『フーガの技法』を研究していたらしい
生のなまなましさが淡々とした曲調に隠されている
どことなくエロティックな作品だ

今日も生きねば


自由詩 愛するブルックナー Copyright fujisawanorio 2016-11-23 15:27:34
notebook Home 戻る